4月日生協統計|総供給高0.2%減/店舗0.8%減・宅配0.1%減・個配1.3%増
日本生活協同組合連合会(本田英一代表理事会長)が4月度の供給高(売上高)を速報した。今月は1つの生協でシステムトラブルにより集計ができなかったため、全国64主要地域の数値となっている。多くの店舗が20日締めなので、3月21日から4月20日の実績だ。
4月の総供給高(売上高)は、2139億8000万円で、0.2%減と前年同月をわずかに下回った。
店舗販売は、供給高734億2100万円の0.8%減。また、宅配は利用者人数は増えたものの、1347億5500万円で0.1%減となった。しかし、宅配のうちの個配は1.3%伸長した。分類別では農産が苦戦した。
4月20日までの集計のため、連休の実績は来月の報告となるが、ゴールデンウィークは大きな影響があった。とくに宅配は1週間単位で注文を受けるため、4月29日の週の宅配は厳しい状況だった。その時期に旅行などで家を空ける場合も多く、影響は翌週にも及んだ。その中でごく少数だが、思い切って1週間配達を休む生協も出てきた。働き方改革や福利厚生の問題から、配達の人材確保も厳しい状況ということで、「こういう時に休んでもらおう」という意見もあったようだ。今年は10連休という特殊事情だったが、来年どうするかはまだ不透明だ。