6月労働力調査統計|完全失業率2.3%/女性57万人増・非正規46万人増

総務省統計局発表の2019年6月「労働力調査(基本集計)」速報では、就業者は60万人増えて6747万人。2014年1月から78カ月、つまり6年6カ月連続で前年同月を上回っている。

就業者数は大きく分けて「自営業主・家族従業者」と「雇用者」がある。

雇用者数は前年同月より83万人増加して6023万人。こちらも78カ月増え続けている。男性は26万人増加の3301万人、女性は57万人増の2722万人と、女性の社会進出が進んでいる。

このうち、正規の職員・従業員は3531万人。前年同月に比べて30万人プラスで55カ月(4年7カ月)連続して増加している。非正規の職員・従業員は2148万人。46万人増で21カ月連続プラス。非正規雇用者の伸び率が高い。

就業率は60.8%で前年同月に比べて0.6ポイント上昇した。

産業別従業者を見ると、卸売業・小売業の従業者数は1037万人と、前年同月に比べて2万人減少した。最も従業者が多いのは製造業の1072万人で、こちらは21万人増加している。

完全失業者数は前年同月に比べて、2カ月ぶりに6万人減少して162万人。季節調整値の完全失業率は2.3%で、前月に比べ0.1ポイント低下している。小売業の人手不足の環境がこの数値からもわかる。

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