8月スーパーマーケット統計|既存店1.3%減/相場安で販売額伸びず

8月度スーパーマーケット販売統計が発表された。日本スーパーマーケット協会(JSA)、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、全国スーパーマーケット協会(NSAJ)の全国の会員企業270社の調査結果だ。

総売上高は9493億3305万円。既存店は1.3%減で10カ月連続で前年を下回った。

8月の天候は月の平均気温は東日本でかなり高かったが、西日本では台風や低気圧・前線による影響で降水量が多かった。

食品合計のうち、生鮮3部門合計は3174億5529万円(2.7%減)。内訳は、青果1341億7896万円(5.1%減)、水産795億3367万円(0.7%減)、畜産1037億4266万円(1.2%減)。野菜が全品目で相場安傾向が続いた。旬の食材さんまは前年より漁獲量はやや回復しているが、今年も不漁で入荷が少なく高値で推移したため、販売は不調だった。畜産は豚肉、鶏肉が相場安で販売額を伸ばせなかった。

惣菜は気温上昇によりサラダ関連、焼き鳥などのおつまみ商材、涼味麺商材などの動きがよかった。

日配品は1.4%減、一般食品は0.2%減。中旬までは前年比で気温が高く日配、一般食品ともに夏物商材の動きがよかったが、下旬に気温が低下すると伸び悩んだ店舗が多かった。

食品合計   8648億5177万円(91.1%)▲1.4%
生鮮3部門計 3174億5529万円(33.4%)▲2.7%
・青果    1341億7896万円(14.1%)▲5.1%
・水産     795億3367万円(8.4%)▲0.7%
・畜産     1037億4266万円(10.9%)▲1.2%
惣菜       1060億6250万円(11.2%)+0.1%
日配     1862億7371万円(19.6%)▲1.4%
一般食品  2550億6027万円(26.9%)▲0.2%
非食品     629億8225万円(6.6%)+0.1%
その他     214億9952万円(2.3%)▲1.1%
※売上高(構成比)は全店、前年比は既存店

8月スーパーマーケット統計

 

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