10月SC統計|既存SC売上高8.3%減/駆け込み需要反動減と台風被害で大幅減
一般社団法人日本ショッピングセンター協会から、10月のショッピングセンター(SC)販売統計調査が発表された。
既存SC売上高は4885億5609万円。増税前の駆け込み需要の反動減と台風被害により、前年同月比8.3%減と大幅に下回った。
気温が高めに推移したことで秋冬物の動きが鈍く、婦人衣料が不振だったと回答したSCが多かった。また、9月の駆け込み需要によって好調だった化粧品や家庭用品、貴金属等の高額商品の落ち込みも大きかった。
「立地別・構成別」を見ると、テナント、キーテナントともにすべての立地で前年を下回った。とくに、9月の駆け込み需要によりプラス幅が最も大きかった大都市中心地域では、百貨店などのキーテナントを中心に反動減が大きかった。
「立地別・地域別」でも、すべての地域で前年を5%以上下回り、全国的にマイナスとなった。
「都市規模別・地域別」の総合は大都市が8.3%減。大都市では東京区部が▲10.6%、四国が▲12.6%と2ケタを超える大幅減となり、13都市すべてが前年を下回った。