1月SC統計|既存SC売上高1.3%減/記録的暖冬とコロナウイルスで売上減

一般社団法人日本ショッピングセンター協会から、1月のショッピングセンター(SC)販売統計調査が発表された。

既存SC、494施設の1月年始商戦の売上高は5773億1868万円で、前年同月比1.3%マイナス。記録的暖冬だったため、衣料品を中心に冬物商品の動きが鈍く、バーゲンの不振や福袋の売上げ減などがその要因となった。大都市のSCでは、1月下旬からの新型コロナウイルスの影響でインバウンド客が減少した。


「立地別・構成別」に見ると、テナント、キーテナントともにすべての立地地域で前年を下回った。とくに、中都市中心地域のキーテナントは6.1%減とマイナス幅が大きかった。

「立地別・地域別」でも、東北、九州・沖縄以外の7地域で前年を下回った。とくに四国では前月に引き続き3.4%減と、厳しい状況が続いている。全国的にマイナスが目立つなか、東北はリニューアル効果による好調なSCが牽引して、中心地域、周辺地域ともにプラスとなった。

「都市規模別・地域別」の大都市では千葉市が2.8%増、仙台市が2.4%増と好調だった。一方で、前年リニューアルの反動減などで落ち込んだ川崎市は、前月の8.1%減から今月は3.0%減となって、回復傾向が見られた。その他の地域では、テナントが好調だった北海道と東北で前年を上回っている。

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