3月チェーンストア統計|総販売額1兆339億円・0.8%増/食料品好調

日本チェーンストア協会が加盟企業の3月販売統計を発表した。総販売額は1兆0338億6996万円、既存店前年同月比0.8%増だ。加盟企業55社、1万0621店を集計している。

売上構成比の約69.0%を占める食料品は7133億6086万円と既存店前年同月比7.1%増加した。農産品は7.0%増、畜産品は10.1%増、水産品4.3%増、惣菜は0.7%増、その他食品は8.6%増と、全カテゴリーが増収だ。

一方、売上構成比6.1%の衣料品は631億8749万円で、前年同月比22.3%減。紳士衣料は29.7%減、婦人衣料は35.3%減と大幅に前年を下回った。

売上構成比19.0%の住関連は1968億1652万円で2.6%減。ぺーパー類や洗濯・清掃用品を含む日用雑貨品だけが2.8%増加した。医薬・化粧品7.1%減、家具・インテリアは4.0%減、家電製品6.8%減、その他商品9.2%減。

サービスは19億4882万円で20.8%減。その他は585億5627万円で19.6%の大幅減収だ。

3月は、外出自粛要請もあって、家庭内での消費需要が増えたことから、食料品は好調に推移した。一方、衣料品、住関品は苦戦した。

<部門別の概況>
・食料品  7133億円 (店舗調整前)100.6% (店舗調整後)107.1%
・衣料品      631億円 (店舗調整前) 70.9% (店舗調整後) 77.7%
・住関品  1968億円 (店舗調整前) 94.6% (店舗調整後) 97.4%
・サービス     19億円 (店舗調整前) 68.4% (店舗調整後) 79.2%
・その他      585億円 (店舗調整前) 80.8%   (店舗調整後) 80.4%

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