12月家計調査|2人以上の消費支出31.7万円で0.2%減/実収入4.6%増
総務省統計局発表の12月の「家計調査報告」によれば、2人以上の世帯の消費支出は31万7206円で、物価変動の影響を除いた「実質」では前年同月比で0.2%減だった。また、2人以上の勤労者世帯の1世帯当たり実収入は、110万2091円と前年同月比4.6%(実質)増加した。
費目別消費支出(2人以上世帯・実質)では、「家具・家事用品」が11.7%減、「食料」が1.8%減、「保健医療」が0.4%減少した。一方、「教育」が17.4%増、「交通・通信」が13.4%増、設備修繕・維持などの「住居」が4.2%増、「被服および履物」が1.7%増加した。
家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。ただし全国約9000世帯を対象としているサンプル調査であることは、念頭においておきたい。