12月家計調査|消費支出1世帯当たり35.2万円で前年同月比実質2.7%増
総務省統計局が2024年12月の「家計調査報告」を発表した。
家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。
12月の消費支出(二人以上の世帯)は、 1世帯当たり35万2633円。前年同月比は実質で2.7%増、名目では7.0%増だった。季節調整値では前月と比較して実質2.3%増加している。
費目別で見ると、「住居」が実質15.8%増、「交通・通信」が6.5%増、「保健医療」が4.6%増、「被服及び履物」が4.1%増、「教育」が3.8%増、「教養娯楽」が0.7%増。
一方マイナスだったのは、「光熱・水道 」の2.4%減、「家具・家事用品」の1.4%減、「食料」の1.2%減。
一方、勤労者世帯の実収入(二人以上の世帯)は、1世帯当たり117万9259円と、前年同月比実質で2.9%、名目では7.2%の増加となった。3カ月連続の実質増加である。