8月百貨店統計|売上高4139億円で2.6%増で7カ月ぶりにプラス

一般社団法人日本百貨店協会(東京都中央区、好本達也会長)が2025年8月の「全国百貨店売上高概況」を発表した。調査対象は70社178店舗。

8月の売上高は4139億7170万円で前年同月比2.6%増加した。7カ月ぶりに前年実績を上回った。前年の台風や大雨等による一部店舗の臨時休業・時短営業等マイナス影響の反動に加え、休日1日増のプラス要因があったことで、客数も9カ月ぶりに6.1%増と前年を上回った。

地区別では売上げの78.3%を占める主要10都市で、2.9%増だった。仙台、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡の7地区でプラス。また地方(10都市以外の7地区)で、1.4%増。関東、近畿、中国、四国の4地区がプラスだった。

商品別売上高は主要5品目のうち、身のまわり品を除く4品目がプラスに転換した。各地で猛暑日が続いたことから、「衣料品」はTシャツやカットソー等が好調に推移し、2.0%増。「雑貨」は6.0%増、「家庭用品」は0.9%増。

また「食品」は2.7%増で、中でも菓子が夏休みや帰省の手土産等のギフト需要も高まりもあって、5.1%の増加となった。さらに客数増に伴い、レストランやビアガーテン等も好調で、「食堂喫茶」は4.4%増と14カ月ぶりのプラスとなった。

 

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