大丸松坂屋百貨店news|旧跡地に大丸心斎橋店本館9/20開業、370店集積

J.フロントリテイリング傘下の(株)大丸松坂屋百貨店(東京都江東区、好本達也社長)は9月20日(金)に、大阪・心斎橋の旧本店跡地に「大丸心斎橋店本館」をオープンする。建物は地下3階、地上11階で、売場はそのうち地下2階、地上10階の12フロアを占める。延床面積は2万坪で、旧本館の1.4倍に、売場面積は1万2121坪で同じく1.3倍に拡がる。大丸にとって “新百貨店モデル”として具現化した旗艦店となる。

大丸心斎橋本館は複合開発の第1期に当たる。全体では本館(地下2回〜10階)、北館(パルコ:地下2階〜7階、専門店街:8階〜14階)、南館の3館を2021年までに整備する。最終的には、本館と北館をつなぐ大宝寺通りの上空部に増築を行い、両館の2階〜10階のフロアが接続して一体化させる計画だ。

「大丸心斎橋店本館」のストアコンセプトは「Delight the World〈世界が憧れる、心斎橋へ。〉」とインバウンドで沸く大阪ならではのコピーだ。そのコンセプトを具現化するため「買取」「消化仕入」「定期賃貸借」という3つの取引形態の展開ミックスを抜本的に見直した。出店ブランドの世界観を反映させた売場デザインや特徴的なサービス・体験を提供できる店舗形態のショップを揃える。関西初出店37店舗、新業態50店舗を含む計370店舗が出店する。

売場はB2・B1・10Fが食物販・レストランフロア、1F~6Fのメインフロアは物販で構成する。また9Fは、北館と一体化させたうえで、海外顧客に対応する「インバウンドセンター」を設ける。7Fには植栽のあるテラスを設ける。

大丸心斎橋店本館は、環境配慮型の店舗となる。旧本館(2015年度)と比較して、2020年度CO2排出量を約7000t-CO2削減する。そのために全館100%再生可能エネルギーを利用し、屋上スペースには緑化を施し、養蜂活動も行う。またショップと協力して館内物流の一括管理を行う。これにより納品作業時間を削減し、搬出入の混雑を解消する。さらに環境配慮型包装資材の利用推進や衣料品回収BOXも常設する。

■大丸心斎橋店本館概要
所在地/大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 地下鉄御堂筋線心斎橋駅直結
延床面積/約6万6000㎡(2万坪、旧本館4万9000㎡)
売場面積約/4万㎡(1万2121坪、旧本館3万1000㎡)
階数地上/11階、地下3階
売場地上/10階、地下2階
開店日/2019年9月20日(金)
営業時間/ショップ10:00~20:30 フードホール・テラスカフェ・レストラン11:00~23:00
休業日/元旦・不定休

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