日生協news|食品包材がバイオマスプラ使用で初のエコマーク認定を取得

日本生協連(東京都渋谷区、土屋敏夫理事会長)は、マスバランス方式によりバイオマス由来特性を持つプラスチックをパッケージに使用した「CO・OP 味付のり10切90枚」を9月から発売する。この商品はバイオマス割当プラスチックを使用した、初のエコマーク認定商品となる。

マスバランス方式とは、原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部にその特性の割り当てを行う手法のことを指す。

公益財団法人日本環境協会が運営するエコマークの認定基準に、2023年2月1日から「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチック」が新たに導入された。

マスバランス方式によるバイオマス割当プラスチックは、既存のプロセスで製造でき、石油由来と全く同じ品質や物性を実現できる。これにより、社会全体でのバイオマスプラスチックの使用量を大幅に増やすことが可能になる。

日本生協連は「コープ商品の2030年目標」において、容器包材のプラスチックを2016年対比で25%削減し、再生 ・植物由来(バイオマス)プラスチックの使用率を合計で50%以上とすることを掲げている。

今回の「マスバランス方式によりバイオマス由来特性を割り当てたプラスチック」の導入は、この取り組みを加速させるものとなる。

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