ロス・ストアーズnews|’18年通期増収増益/売上高150億ドル・純利益17%増
米国オフプライスストア第2位のロス・ストアーズ(カリフォルニア州ダブリン、バーバラ・レントラーCEO)が2月2日に終了した第4四半期と2018年度通期の業績を発表した。
まず第4四半期。売上高は、前年同期比プラス1.0%の41億0739万ドル(1ドル100円換算で4107億円)、純利益はマイナス2.0%の4億4169万ドル(442億円)だった。これは、前年の第4四半期が1週間多く、売上高も2億1900万ドル多かったため。
2018年度通期の売上高は、前年同期比プラス6.0%の149億8354万ドル(1兆4984億円)、純利益は16.5%プラスの15億8746万ドル(1587億円)で、増収増益。
3月11日現在、1745店舗を運営しているロス・ストアーズはTJXと同業態で、百貨店やブランドショップの売れ残り商品を20~60%引きの金額で販売する。どちらも絶好調の営業成績をキープしている。これはオフプライスストア業態の優位性が持続していることを証明している。
バーバラ・レントラーCEOは「第4四半期、通期は売上高、利益ともに予測を上回りました。しかしながら、物流コストの上昇や賃金投資の増加によって、営業利益率は13.2%で前年を下回っています。最近のレディースアパレルの不振、競争の激しい小売り環境というハンディはありますが、2019年も引き続き1~2%の成長を期待したいと思います」とコメントしている。
それでも自らマーチャンダイジングをせず、売れ残り品を集荷して、宝探し的な販売をして、営業利益率は13.2%というすごい成績を残す。この業態もTJXとロスとの複占状態である。