ターゲットnews|第1Q176億ドル5%増/既存店客数4.3%・EC42%増

アメリカのディスカウントストア第2位のターゲット(ミネソタ州ミネアポリス、ブライアン・コーネルCEO)の2019年度第1四半期決算が発表された。

5月4日で終わった第1四半期の総収入は、前年同期に比べて5.0%増の176億2700万ドル(1ドル100円換算で1兆7627億円)だった。営業利益は9.0%増の11億3500万ドル(1135億円)、純利益は10.8%増の7億9500万ドル(795億円)、1株当たりの利益は15.4%増加して1.53ドルだった。既存店は売上高4.8%、客数4.3%とそれぞれともに増加した。絶好調である。

eコマースの売上げは42%増加して既存店売上げに2.1%寄与し、全体売上げの7.1%を占める。

「レッドカード(RED card)」の利用率は23.5%と前年同期より0.6%下がった。レッドカードはターゲットが発行している決済用カード。このカードで決済すれば、基本的にはほぼ全品がいつでも5%オフになる。またオンラインショッピングのTarget.comでの買物にもこの割引きは適用される。

同社CEOのブライアン・コーネルは以下のように述べている。「第1四半期は素晴らしい結果を得ることができました。過去2年間、経営基盤を築き、永続的な成長を確保するために価値のある投資を重ねてきました。この好業績と市場シェア増加がその結果です。これからも、オンライン販売の即日ピックアップや翌日配達の範囲を拡大し、専売ブランドを強化し、店舗改装・新規開店を増やし、人材への投資を続けていきます。2019年以降の堅調な業績に自信を持っています」

■ブライアン・コーネルCEO

既存店売上げ増加分の25%は、オンライン販売の即日ピックアップの来店効果によるもので、2日間配達の注文も、その50%はすでに翌日配達できる仕組みが出来上がっている。

今やオンライン販売の翌日配達は、米国小売業にとって不可欠な要件になりつつある。

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