ターゲットnews|新たな食料品のPB「グッド&ギャザー」を開発
米国ディスカウントストアチェーンのターゲット(ミネソタ州ミネアポリス、ブライアン・コーネルCEO)は、8月19日に、食料品のプライベート・ブランド(PB)「グッド&ギャザー(Good&Gather)」を立ち上げたと発表した。
「グッド&ギャザー」の商品は、乳製品や農産物をはじめ、既成パスタ、精肉など650アイテムで、9月15日から米国国内の店舗とTarget.comで販売される。このPB商品はクォリティブランドとライフスタイルブランドで、その大きな特徴は人工フレイバー、人工着色料、人工甘味料、異性化糖などを一切使用していないことだ。
来年後半までにはオーガニックスナックから新鮮なサラダミックス、スパークリングウォーター、冷凍食品まで2000以上のアイテムに拡大する計画だ。
■「グッド&ギャザー」商品の一部
食品のブランド開発に当たっては、ターゲットのフードサイエンティストや料理研究家が顧客やトレンドの研究をし、食品の安全性を十分に検討した。そしてレシピを開発し、ソーシング、パッケージングなども吟味して、最高の味を追求した。
「グッド&ギャザー」のすべての商品はターゲットのテストキッチンで開発され、試食されている。販売される商品は厳しい試食テストに合格したものに限られている。
ターゲットは数年来、食品と飲料のビジネスを強化するために専門家を雇用し、サプライ・チェーンの見直し、鮮度・在庫率の改善を行ってきた。また、店内のディスプレイを刷新し、即日配達を実施するなど顧客へのサービスを改善している。
同社はこの新しいPBを徐々に拡大し、既存のクォリティブランドの「アーチャー・ファームズ(Archer Farms)」と既存ライフスタイルブランドの「シンプリー・バランスト(Simply Balanced)」は削減していく方針だ。
もちろん主力のエコノミーブランド「マーケット・パントリー」は変わらずに強化しつつ、販売を継続していく。