ウォルマートnews|チリに初の巨大オムニチャネル物流センターを開設
ウォルマート・インク(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、チリ共和国のサンベルナルド市に「エルペニオン流通センター」を開設した。
■エルペニオン流通センター(同社HPより)
近年、ラテンアメリカでもオンライン販売による売上げが増大している。こうした状況を受けて、ウォルマート初となるオムニチャネル倉庫管理システムを備えた物流センターを開設することになった。
ウォルマート・チリのホラシオ・バルベイトCEOは次のように述べている。
「このプロジェクトは、私たちが国内で開発しているオムニチャネル戦略の基本です。この新しいDC(物流センター)によって物流能力を大幅に向上させ、アリカからプンタアリーナまで、わが社が展開する約400店舗のスーパーマーケットに迅速かつ効率的に商品を供給できるようになります。同時に、増大するオンライン販売への対応も可能になります」
■ホラシオ・バルベイトCEO
昨年8月、ウォルマート・チリは、今後3年間で7億米ドルを投資すると発表した。これは、チリ全土に新たに新店舗を50店オープンし、150の新しいピックアップステーションを設け、60店舗の改装をするためである。エルぺ二オン流通センターは、この計画の「アンカープロジェクト」として重要な役割を果たすことになる。