アマゾンnews|’22年ホールフーズ2店舗にジャスト・ウォーク・アウト技術導入

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は、傘下のホールフーズ・マーケット店舗にレジレスシステム「Just Walk Out(ジャスト・ウォーク・アウト)」を導入することを発表した。

ジャスト・ウォーク・アウトは、シアトルで2018年1月にAmazon Goで一般公開された技術。スマホにダウンロードしたアプリのQRコードをスキャンして入店し、商品を選び、そのまま店から出ると、紐づけされた決済方法で支払いが完了するという仕組みだ。当時は約1800平方フィート(約50坪)というコンビニサイズの店舗面積で可能なシステムだったが、3年後の今年6月には同社のリアル店舗スーパーマーケットAmazon Freshにも導入された。自社店舗以外にも、主に空港に出店しているHudsonなど、外部の小売業でも活用されている。

来年、同システムの導入が発表されたのは首都ワシントンDCのグローバー・パーク店とカリフォルニア州ロサンゼルス郊外にあるシャーマン・オークス店の2店舗。グローバー・パーク店は現在改装のため閉店中で、10月に再オープンを予定している。また昨年10月にオープンしたシャーマン・オークス店は店舗面積5万4000平方フィート(約1500坪)の大型店だ。ホールフーズは品揃えが多いが、ジャスト・ウォーク・アウトの運用技術の向上により、導入が可能となった。

会計方法は、ジャスト・ウォーク・アウトに加え、セルフレジやカスタマーサービスカウンターでの通常レジを用意するため、入店時に従業員がチェックアウト方法の確認やヘルプを行う。ジャスト・ウォーク・アウトを利用する顧客は、専用ゲートでアマゾンアプリのQRコードをスキャンするか、手のひら認証の「Amazon One」を利用して手のひらをスキャンするか、アマゾンのアカウントに使っているクレジットカード(デビットカード)をリーダーに差し込む。

この2店舗でジャスト・ウォーク・アウトの運用がテストされた後、他店舗にも拡大するかを判断する。

 

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