CVSヘルスnews|’21年営業収益2921億ドル8.7%増/小売部門9.8%増

CVSヘルス(ロードアイランド州ウーンソケット、カレン・リンチCEO)は12月31日で終わった2021年12月期の第4四半期決算および通期決算を発表した。

 

第4四半期の営業収益は766億0400万ドル(1ドル100円換算で7兆6604億円)で前年同月比10.1%増、営業利益は22億2900万ドル(2229億円)で11.7%減、純利益は13億0600万ドルで32.9%増加した。

また通期では、営業収益が2921億1100万ドル(29兆2111億円)で前年比8.7%増、営業利益は131億9300万ドル(1兆3193億円)で5.2%減、純利益は79億1000万ドル(7910億円)で9.8%増加となった。

セグメント別では、薬剤給付管理会社のケアマークを中核とするファーマシー・サービス部門の売上げがもっとも多く、1530億2200万ドルの前年比7.8%増だった。営業利益は20.6%増加して68億5900万ドルだった。

CVSファーマシーおよびロングターム・ケア・システムの小売部門の売上高は1001億0500万ドルで9.8%増、営業利益は76億2300万ドルで24.0%増だった。

健康保険が中心事業とするヘルスケア・ベネフィット部門の収入は821億8600万ドルで8.9%増加、営業利益は50億1200万ドルで19%減少した。

同社はこの一年間で、COVID-19の検査を3200万回、5900万回のワクチン接種を実施した。

また同社ではオムニチャネル戦略への注力し、小売薬局の店舗網を適正化する方針を進めている。2021年度には、ECサイト「CVS.com」へのに訪問者は前年から55%増加して20億以上に上り、約4000万人の顧客にデジタルで販売した。同社は「今後も、顧客との関わりはデジタルが中心となり、オムニチャネル経験を改善していく」と述べている。

 

来期の2022年度予測として、キャッシュフローを125億ドル~130億ドルから120億ドル~130億ドルの予測に下方修正している。これはパンデミックの終焉によって、検査やワクチン接種による収入が減るとの予測に基づく。

 

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