スプラウツnews|’21年通期売上高61億ドル6%減/純利益15%減の減収減益

米国のオーガニックスーパーマーケット、スプラウツ・ファーマーズマーケット(アリゾナ州フェニックス、ジャック・シンクレアCEO)が2021年12月期の第4四半期と通期決算を発表した。

第4四半期の売上高は14億9279万ドル(1ドル100円換算で1493億円)前年同期比6.8%減少した。ただし、今期の第4四半期は前年同期より1週間少ない。参考までに2019年比では9%増加している。営業利益は5138万ドル(51億円)で44.7%減、純利益は3623万ドル(36億円)で47.0%の減少だった。既存店売上高は前年同期比で1.1%減少、2019年比では2.7%増加。

通期でも2020年度は53週だったところ、2021年度52週計算なので、1週少ない。売上高は60億9987万ドル(6100億円)で6.0%減、営業利益は3億3407万ドル(334億円)で14.7%減、純利益が2億4416万ドル(244億円)で15.1%減少した。既存店売上高は前年比で6.7%減少し、2019年比では0.4%増加した。

ジャック・シンクレアCEOは、「売上高と収益の両方で、四半期予想を上回ったことをうれしく思います。2021年度の成長戦略が効果を表しているのは、3万1000人の社員による献身的な顧客への奉仕の結果だと思います」と述べている。

次年度予測としては、売上げで4.0%~6.0%の増加、既存店売上高は横ばいから2.0%増加、1株あたりの調整後利益では2.14~2.24ドルと発表。また設備投資額は1億5000万ドル~1億7000万ドルを計画している。

パンデミックでワンストップショッピングが増えた結果、食品メインで、バルクなどのスペシャルティ商品の多い同社にとってはマイナス要因となった。ただし、現在は店舗に消費者が戻りつつあることから、次年度の成長が期待されている。

関連カテゴリー

海外 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧