CVSヘルスnews|第3Q営業収益897億ドル10.6%増/純利益黒字転換
CVSヘルス(ロードアイランド州ウーンソケット、カレン・リンチCEO)は9月30日で終わった2023年12月期の第3四半期決算を発表した。
営業収益は897億6400万ドル(1ドル150円換算で13兆4646億円)で10.6%増、営業利益は36億9000万ドル(5535億円、前年は39億1900万ドルの営業損失)、純利益は22億6500万ドル(3398億円、前年は33億9900万ドルの純損失)で、増収増益だった。
前年度の損失は主にオピオイド訴訟関連費用によるものだったため、今年度は黒字化している。
部門別の業績では、ヘルス・ケア・ベネフィット(健康保険)部門の総収入が262億9600万ドルで16.9%増、調整後営業利益が15億3600万ドルで6.4%減。
ヘルス・サービス(調剤)部門の収入は468億9100万ドルで8.4%増、調整後営業利益は18億7800万ドルで10.8%増加した。処方箋請求数(30日換算)は0.9%減少した。医療プログラム「メディケイド」顧客の契約変更やコロナワクチン接種の減少が影響している。
そしてファーマシー&コンシューマー・ウェルネス部門の収入は288億7200万ドルで6.0%増、調整後営業利益は13億8900万ドルで0.9%減少した。処方箋取り扱い数(30日換算)は0.4%増加した。小売店舗数が減少し、コロナ検査キットの販売も下落したが、薬局の薬剤構成の変更、処方箋量の増加、インフレなどによって、売上げは増加した。
既存店売上高は調剤薬局が11.9%増、フロント・ストアが2.2%減で、全体では8.8%増加した。ジェネリック医薬品の処方比率は88.3%だった。