ベストバイnews|第3Q売上高98億ドル7.8%減/通期予測を引き下げ

米国の家電チェーン最大手のベストバイ(ミネソタ州ミネアポリス、コリー・バリーCEO)が10月28日で終了した、2024年1月期の第3四半期決算を発表した。

第3四半期期間の売上高は97億5600万ドル(1ドル150円換算で1兆4634億円)で前年同期比7.8%減。営業利益は3億5400万ドル(531億円)で3.0%減、純利益は2億6300万ドル(395億円)で5.1%減の減収減益。

売上げ全体の92.9%を占める米国内売上高は、89億9600万ドルで前年同期比8.2%減、既存店売上高は7.3%減だった。国内のEC売上高は既存店9.3%減。

商品カテゴリー別では、国内売上高の44%を占める「コンピュータとモバイルフォン」が既存店で8.3%減、29%を占めるテレビなどの「コンシューマーエレクトロニクス」は9.8%減、14%を占める白物家電の「アプライアンス」は15.1%減。売上高の大半を占める主要カテゴリーは軒並み売上げマイナスとなった一方で、6%を占める「エンターテイメント」は20.6%増、同じく6%を占める「サービス」は6.9%増と好調だった。

バリーCEOは「第3四半期は売上高が予想より低かったものの、収益性は予想を上回りました。最近の経済環境下では、消費者の需要はばらつきがあり、予測が困難になっています。第3四半期および11月のこれまでの売上動向に基づいて、年間収益見通しを引き下げるのが賢明であると考えています」と述べている。

同社は通期売上高予測を当初の438~445億ドルから431~437億ドルに引き下げる。また既存店売上高も4.5~6.0%減の予測から6.0~7.5%減に引き下げる。

なお、第3四半期までの累計売上高は288億0600万ドル(4兆3209億円)で8.7%減、営業利益は10億1300万ドル(1520億円)で15.4%減、純利益は7億8100万ドル(1172億円)で15.5%減となっている。

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