ウォルグリーンnews|第1Q売上高394億ドル7.5%増も26億ドルの純損失
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(イリノイ州ディアフィールド、ティム・ウェントワースCEO)は、11月30日で終了した2025年8月期の第1四半期決算を発表した。同社はアメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカなど8カ国に約1万2500店舗を展開する、全米2位のドラッグストア。
第1四半期(9~11月)の売上高は394億5900万ドル(1ドル150円換算で5兆9189億円)で前年同期比7.5%増、営業損失は2億4500万ドル(368億円、前年同期も営業損失3億9000万ドル)、純損失は26億5000万ドル(398億円、前年同期も純損失6億7000万ドル)の増収減益。
事業部門別の業績を見ていく。
主要部門のU.S. Retail Pharmacy(米国ドラッグストア部門)の売上高は308億6600万ドルで6.6%増、調整後営業利益が4億4100万ドルで36.5%減。既存店売上高は8.5%増加し、そのうち調剤は12.7%増、小売りは6.2%減少した。処方箋枚数は2.3%増加している。
International(海外部門)は売上高64億2500万ドルで10.2%増、調整後営業利益が1億6800万ドルで18.3%減。イギリスのブーツの既存店は調剤が10.9%増、小売りが8.1%増加。EC「Boots.com」の売上げは30%増加した。
U.S. Healthcare(米国ヘルスケア部門)は売上高21億7200万ドルで12.5%増。営業損失は3億2500万ドル、調整後営業利益は2500万ドルとなった。ウォルグリーンのヘルスケアビジネスは成長していて、VillageMD(ビレッジMD)の売上げは9%増加、在宅ヘルスケアのCareCentrix(ケア・セントリックス)の売上げは16%増加、スペシャルティ薬局のShields(シールズ)の売上げは30%増加した。