全米小売業協会news|NRFのホリデー商戦予測/昨年に次ぎ史上2位の予算
全米小売業協会(National Retail Federation:NRF)が10月16日、今年のホリデー商戦の予測を発表した。
Prosper Insights & Analytics(プロスパー・インサイツ&アナリスティック)が10月1日~10月7日の期間、8247人の成人を対象に行った年次消費者調査によると、消費者は今年、1人当たり平均で890.49ドルを休日のギフト、食べ物、装飾品などの季節商品に使う予定だ。この金額は、調査開始から23年の歴史の中で2番目に多く、昨年の901.99ドルより1.3%少ない金額となっている。
ほぼすべてのアメリカの成人(91%)が、今年も過去数年と同様に、クリスマス、ハヌカー(ユダヤ教の祭典)、クワンザ(アフリカ系アメリカ人の祭日)などの冬の祝日を祝う予定だ。 合計金額のうち、627.93ドルは家族や友人への贈り物に使われ、残りの262.56ドルは、食べ物や菓子、装飾品、グリーティングカードなどの季節商品に使われる。
ショッピングの時期としては、42%の回答者が11月前に始める計画だと答えている。早く買物をする主な理由は、予算を分散させるためが54%、直前の買物のストレスを避けるためが41%。それでも大多数(60%)は、12月までに買物を終えると答えている。
プレゼントの購入先では、オンラインが55%でトップ。次いでグロサリーストア(スーパーマーケット)が46%、百貨店が44%、ディスカウントストアが42%だった。受け取りたいと思うギフトの項目では、ギフト・カードが50%、衣類やアクセサリーが46%、書籍やその他メディアが27%、健康美容商品が23%、電子機器が22%となる。
消費者の不安材料として関税の影響が大きく、85%の回答者は高価格を予測している。63%は多くのセールが始まる感謝祭の週まで買物を待つと答えており、これは昨年の59%より増えている。