U.S.M.H news|5月客数減響き既存店売上高1.8%減
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長、略称U.S.M.H)の5月売上高が発表された。U.S.M.H は(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の3社で構成される。
U.S.M.Hの5月度売上高は577億9600万円、前年同期比0.1%減。既存店は客数が2.4ポイント前年を下回り、売上高が2.2%減。
3月から5月までの累計売上高は1724億5500万円で0.4%増。既存店売上高は98.2%と前年同期に比べて1.8ポイント下がった。客単価は100.1%だったが、客数1.8%減がそのまま響いた。
マルエツの5月の既存店売上高は1.3%減。客数2.9%減、客単価0.1%増。3月からの累計では売上高917億1600万円で0.5%減。既存店は1.9%減。客単価が前年を0.2ポイント上回ったものの、客数が2.1ポイント下回った。
カスミの5月既存店は客数1.7%減、客単価は横ばい。3月から5月の累計では売上高700億0400万円で1.6%増と堅調だ。しかし、既存店は客数1.7%減、客単価0.4%減で売上高は2.1%減と前年を下回っている。
マックスバリュ関東は既存店は前年比100.0%。客単価が101.6%だったものの、客数1.6ポイント減がそのまま響いた。5月までの累計は107億3500万円。前年比101.3%と1.3ポイントの増加。既存店では、客数0.1%減も客単価が1.4%伸びたことで、既存店売上高は1.3ポイント前年を上回った。
第1四半期までは三者三様の成績ながら、共通しているのは既存店客数の減少だ。競争が激しい首都圏とはいえ、既存の店舗の集客力をいかに高めるか。客数が依然として課題になる。