コスモス薬品news|17年5月期は827店5027億円・食品構成比55%超
(株)コスモス薬品(福岡市博多区、宇野正晃社長)は、2017年5月期決算を発表した。
売上高5027億3200万円(前年同期比12.4%増)、営業利益222億3700万円(19.2%増)、経常利益245億9100万円(18.8%増)、純利益182億1500万円(46.5%増)と大幅増収増益となった。
売上高対比の営業利益率は4.4%、経常利益率は4.9%。
2017年5月期は、エブリデイ・ロー・プライス政策を実行し、物流や店舗作業の波動を抑えてローコストオペレーションを推進した。
また一方で、積極的に新規出店を行い、新商勢圏への店舗網拡大も図った。新規出店は、中部地区に4店舗、関西地区に22店舗、中国地区に22店舗、四国地区に13店舗、九州地区に35店舗の合計96店舗。スクラップ&ビルドにより7店舗を閉鎖し、5月年度末の店舗数は827店舗体制となった。
販売の内訳は、医薬品771億7600万円(10.9%増)、化粧品522億9100万円(9.9%増)、雑貨861億2100万円(13.5%増)、一般食品2796億7400万円(13.2%増)、その他74億6800万円(5.9%増)。これらの売上構成比は、医薬品15.6%、化粧品10.6、雑貨17.0%、一般食品が55.2%、その他1.6%。食品構成比が55%を超えているし、伸び率も二けた増だ。もはやドラッグストアというべき業態かどうか。「ディスカウントドラッグストア」と称するフォーマットで独自のポジショニングを築き始めている。
2019年5月期は、新商勢圏の中部地区・関西地区への出店を強化し、中国地区・四国地区・九州地区でも出店を続けていく。リロケーションを含めて全体で97店舗の出店(7店舗の閉鎖)を計画している。連結業績は、売上高5500億円、営業利益223億円、経常利益246億円、純利益170億円を見込んでいる。
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