ライフnews|積極出店&改装で営業収益6777億円3.8%増もコスト増で減益
(株)ライフコーポレーション(大阪本社:淀川区、東京本社:台東区、岩崎高治社長)は、2018年2月期の決算を発表した。
連結期間(2017年3月1日~2018年2月28日)の経営成績は、営業収益6777億4600万円(前期比3.8%増)、営業利益120億7400万円(4.5%減)、経常利益125億5000万円(2.2%減)、純利益は65億5500万円(19.2%減)の増収減益となった。
営業利益率は1.8%、経常利益率は1.9%。
新店開設は、3月に須磨鷹取店(兵庫県)、4月にクロスガーデン調布店(東京都)、7月に鶴見下野谷町店(神奈川県)、11月に堂島大橋店(大阪府)・青葉しらとり台店(神奈川県)・寺田町駅前店(大阪府)、12月に氷川台店(東京都)の7店舗。一方、5店舗を閉鎖した。
既存店改装は、鎌倉大船モール店、香里園店、国分店、喜連瓜破店、相模原駅ビル店、吉川駅前店、吹田泉町店をはじめ合計14店舗。
2016年8月に稼働させた加須プロセスセンター(埼玉県)に続き、2017年6月に神奈川県川崎市に川崎総合物流センターを稼働させた。この2つのセンターの稼働によって、首都圏エリアにおける200店舗体制の整備が完了した。
新規出店、改装した既存店、センターの稼働が寄与したことに加え、販売促進の各種施策が営業収益の増加に結びついた。しかし、採用強化や時給アップに伴った人件費、運賃・光熱費の上昇による物件費、出店と改装による一時的な経費負担もあって、営業利益、経常利益ともに前年比マイナスとなった。
主力の小売事業は営業収益6773億0700万円(前期比3.8%増)、売上高6582億7400万円(3.7%増)、セグメント利益は126億8400万円(5.6%減)。部門別売上高は、生鮮食品部門が2721億3800万円(3.6%増)、一般食品部門2873億2000万円(3.9%増)、生活関連用品部門607億5600万円(4.8%増)、衣料品部門282億3100万円(1.9%増)、テナント部門98億2700万円(0.8%増)と、全部門で増収だった。
(株)ライフフィナンシャルサービスの営業収益は13億4000万円(前期比130.2%増)、セグメント損失は前期比4億6800万円の改善で1億3400万円に縮まった。
2019年2月期は、営業収益7170億円(前期比5.8%増)、営業利益108億円(前期比10.7%減)、経常利益110億円(前期比12.4%減)、純利益68億円(前期比3.7%増)を見込む。営業収益対比の営業利益率は1.5%に設定されている。