ベルクnews|営業収益2114億円9.2%・経常利益99億円4.2%の増収増益
(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、大島孝之社長)の2018年2月期は、営業収益2113億9500万円(前年同期比9.2%増)で2桁近い伸びを示した。営業利益は95億2100万円(3.9%増)、経常利益99億6300万円(4.2%増)、当期純利益68億6200万円(10.5%増)と、好成績だった。
営業利益率は4.5%、経常利益率は4.7%と、スーパーマーケットにしては高い利益率を確保している。
販売政策では、第1は、ポイントカード販促とチラシ価格の強化、第2は、生活催事に合わせた売場づくりと品切れの削減、そして第3は産地調達商品、直輸入商品の強化。それらの基本的な政策の徹底が好成績につながっている。また買物支援の一環で移動スーパーもスタートしている。
2つの物流センターを使った産地やメーカーからの大量一括調達と効率的な配送、さらにベルクの最大の特徴であるLSP(作業割り当てシステム)による効率的なチェーンオペレーションが、高い利益率を担保している。
期中は7店の新規出店、9店の既存店改装を行った。2018年2月末現在の店舗数は106店となった。2017年4月には「100店舗達成!謝恩セール」を実施している。
ベルクは本拠地の埼玉県にドミナントを築き、1都6県に店舗網を配している。同じ埼玉県出身のヤオコーとは競合する店が多い。競争の激しいなかでの好業績は価値がある。