4月総合スーパー統計|住関品は苦戦だが食料・衣料は好調で既存店0.6%増

日本チェーンストア協会から「チェーンストア販売統計4月度速報」が発表された。加盟企業数56社、店舗数9391店の調査結果である。このうちの多くが総合スーパー業態を運営する企業が占めているので、商人舎ではこの統計を総合スーパーの動向として読み取っている。

4月の総販売額は1兆0656億0870万円。既存店売上高は、0.6%と前年同月を上回った。
食料品は、農産、畜産、水産、惣菜すべてが好調。花見需要効果も大きかった。
衣料品は、紳士、婦人はわずかにマイナスだったが、その他衣料のパジャマ、婦人下着、紳士靴下、レイングッズなどが売上げを伸ばし、全体では0.2%の増収だった。
住関連は、気温の変動に影響され、すべてのカテゴリーで前年を下回った。とくに家電製品は▲9.2%と落ち込んだ。

部門別の売上高、売上構成比、対前年比(店舗調整後)の数値は下記のとおり。
食料品 6834億1278万円(64.1%) +0.7%
・農産品 977億4995万円(9.2%) +0.2%
・畜産品 794億7493万円(7.5%) +1.9%
・水産品 630億5065万円(5.9%) +0.7%
・惣 菜 816億9299万円(7.7%) +1.4%
・その他食品 3614億4426万円(33.9%) +0.4%

衣料品 918億0174万円(8.6%) +0.2%
・紳士衣料 173億5053万円(1.6%) ▲0.5%
・婦人衣料 262億5530万円(2.5%) ▲1.7%
・その他の衣料・洋品 481億9591円(4.5%) +1.6%

住関品 2226億7890万円(20.9%) ▲2.1%
・日用雑貨品 844億6889万円(7.9%) ▲0.2%
・医薬・化粧品 299億1804万円(2.8%) ▲7.1%
・家具・インテリア 640億5078万円(6.0%) ▲0.5%
・家電製品 85億5566万円(0.8%) ▲9.2%
・その他商品 356億8553万円(3.3%) ▲2.9%

サービス 28億9772万円(0.3%) ▲11.0%
その他  648億1756万円(6.1%) +10.7%

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