アマゾンnews｜2015年売上高は1070億ドル、4年間で売上高倍増！

Amazon.comが今年度もまた、過去最高売上高を更新した。

2015年12月期の決算発表によると、12月31日に終了した第4四半期は売上高357億4700万ドル（100円換算で3兆5747億円）で前年同期比で22％増、純利益はなんと、125％増の4億8200万ドルだった。ハロウィン、サンクスギビング、クリスマスと3大イベントが続く第4四半期は、年間売上高の33％を占めている。

その通期の総売上高は1070億0600万ドル（10兆7006億円）。初の1000億の大台を突破し、前年比20.2％プラスと今年も大幅伸長。

4年前の2011年度の売上高が480億7700万ドル（4兆8077億円）だから、この4年間で122％増、つまり倍増したことになる。この数年、Eコマースが世界中で広まっていることを、Amazonの決算数値が如実に物語っている。

総売上高の内訳は、「商品販売額」が792億6800万ドル（7兆9268億円）、有料会員サービスAmazon Primeの会員費などを含む「その他サービスの売上高」が277億3800万ドル（2兆7738億円）。

純利益は5億9600万ドル（596億円）で、昨年のマイナス2億4100億ドルからV字回復を見せている。アマゾンプライム関連で、「30日間無料」や「動画・楽曲の無料提供」などで先行投資していた分を回収し始めたからだ。アマゾンプライムの会員数が前年比51％増、米国内でも47％増と、大幅に伸びている。

日本での売上高も着実に増加している。2015年度のアマゾンジャパンの売上高は82億6400万ドルで、前年比4.4％のプラスとなった。今年度は音楽聴き放題サービスPrime Musicや、注文商品が1時間以内に届くPrime Nowというプライム会員向けのサービスが日本国内でも提供され始めた。日本マーケットはアメリカ本国、ドイツ、イギリスに次いで4位。重要な市場とみていることがわかる。

■　国別売上高＜3カ年推移＞　　単位：百万ドル

■国別売上高シェア＜2015年度＞

2015年7月に創業20周年を迎えたAmazon.com。
「20年前、私は注文された商品を自らの手で郵便局に運んでいた。いつの日かフォークリフトを購入できるくらい儲けたいな、と願っていたんだ。そして今年、私たちは年間売上高1000億ドル突破を達成し、3億人ものお客さんにサービスを提供している。しかし、今なお、市場にはさまざまなチャンスが延々と拡がっている。だから今でも創業初日と同じ地点に立っているように感じるんだ」
記念すべき今年度をCEOのジェフ・ベゾスはこのように振り返った。

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