家電チェーンnews|9月売上高は主要5社中3社増収/上新電機が27.2%減

主要家電チェーンが9月の月次売上高を発表した。


(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇社長)の月次前年比はデンキセグメントが104.3%、住建セグメントが108.3%、金融セグメントが110.0%、環境セグメントが100.3%だった。

9月度は前年より祝日が1日多い暦で、オリンピック前から復調してきているTVや、冷蔵庫・洗濯機・エアコンといった生活家電が好調に推移した。リフォームや家具・インテリア商品も大きく伸長した。

9月度の新店は1店、閉店は3店、改装は2店。店舗数は963店舖となった。売場面積は287万4199㎡(前年同月比1万2449㎡増)。


(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の月次売上高は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が100.8%だった一方、ビックカメラ単体の全店売上高は98.6%と前年を割った。

音響映像商品は、音響アクセサリーが堅調だったものの、カメラやテレビがやや低調だった。家庭電化商品は、洗濯機、調理家電や理美容家電が堅調、冷蔵庫やエアコンがやや低調。情報通信機器商品は、パソコン本体やパソコン周辺機器が堅調、スマートフォンが低調。その他の商品は、医薬品、玩具や寝具が好調、時計や酒類が堅調、スポーツ用品がやや低調、ゲームが低調だった。


(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の月次売上高は、全1203店の売上高が104.4%、直営の456店の売上高が104.7%だった。

主要商品別売上高は、テレビが94.6%、エアコンが113.2%、冷蔵庫が98.4%、洗濯機が101.4%、パソコンが89.6%、リフォームのELS事業が112.8%だった。

(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)のグループ売上高は99.9%とわずかに前年に及ばず。9月の出店はなく、1店退店した結果、店舗数は557店となった。

主な品種別売上高は、冷蔵庫が101.9%、洗濯機が105.4%、クリーナー106.4%、調理家電が105.5%、理美容・健康器具が108.0%と好調だった。一方、テレビが95.3%、パソコン・情報機器が91.3%、エアコン95.7%で前年割れだった。

上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高は72.8%と大幅なマイナスとなった。9月の出退店はなく、店舗数は218店のまま。

主要な品種別売上高は、テレビが57.0%、パソコンが56.8%、携帯電話が106.4%、エアコンが70.5%、冷蔵庫が59.4%、洗濯機・クリーナーが70.2%。携帯電話以外、軒並み失速している。

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