楽天news｜｢PCR検査キット｣を4/20から法人向けに販売提供

楽天(株)(東京都世田谷区、三木谷浩史会長兼社長)は国立感染症研究所のPCR検査法を厳守した解析手法による「新型コロナウィルスPCR検査キット」を4月20日(月)から東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県の法人向けに販売を開始する。

提供地域は5月以降、順次拡大していく。楽天が法人窓口となり、定価1万4900円(税込)で販売する。

同社は17日(金)、楽天のグループ従業員と関連パートナー企業にこのキットを導入すると発表していた。

     
〈新型コロナウィルスPCR検査キット COVID-19 PCR(左)と回収ボックス(右)〉

「新型コロナウィルスPCR検査キット」は、楽天がジェネシスヘルスケア(株)(東京都渋谷区)と連携して、医療法人社団創世会(東京都渋谷区)の協力を受けて開発した。

PCRキットは、特定の症状は出ていないものの不安を感じている検査希望者を対象とする。この検査では新型コロナウィルスに特徴的なRNA配列が含まれているかどうかを判定する。症状の出ている人に使用するものではない。

導入する法人は、検査キットを従業員に配布し、利用者は同封されている説明書に従って、自宅で検査試料を自己採取した後、防漏性容器に収める。容器を三重密封できる封筒に入れ、封をして2時間以上経過してから、法人が指定する場所に設置する専用回収ボックスに入れる。これをジェネシスヘルスケアが回収する。

結果通知までにかかる日数は即日から約3日以内（土日祝除く）だ。なお、防漏性容器・梱包ならびに専用回収ボックスによる検査試料の集荷・回収については、関係団体のアドバイスに従って実施する。