日生協news|2021年度重点施策「DX-CO・OPプロジェクト」進捗状況発表

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日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、土屋敏夫代表理事会長、略称:日本生協連)は7月15日(木)、2021年度の重点施策である、生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェクト」およびコープ商品のエシカル消費対応商品、容器包材のプラスチック削減に関する進捗状況を発表した。

•「DX-CO・OPプロジェクト」の進捗状況

「DX-CO・OPプロジェクト」は日本生協連が、コープ東北サンネット事業連合、コープデリ連合会、東海コープ事業連合と4者共同で組合員の新しい暮らしの実現を目指す、生協の横断的な取り組みだ。

好みのレシピをタップすると、レシピに使われている食材を注文できるWebサービス「コープシェフ」は、2021年5月3日からみやぎ生協で本格運用を開始した。5月31日からはコープ東北サンネット事業連合の会員生協全体に拡大した。

今後は、組合員の利用をさらに促進するとともに、「コープシェフ」の機能をより充実させ、組合員の好みに合わせたおすすめレシピや一週間分の献立をAIが提案し、一括で必要な食材を注文できる仕組みを実現していく。

全国生協の宅配のコース設計は現場管理者の手作業やシステムによって行われているが、必ずしも生産性が高いとは言えず、より効率的な宅配のコースを設計することで職員の負担軽減を図ることが求められていた。

2021年5月、コープあいち三好センターで行われた実証実験では、AIソリューション「Loogia」を使ってより生産性の高い配達コースを設計し、実際にコースを確認しながら配達時間や走行距離を検証した。その結果、配達コース数は3コース、総配達時間は22時間34分、総走行距離は54km、それぞれ13.6%、15.0%、9.7%削減できることが実証された。

•コープ商品事業の進捗状況

2020年度のコープ商品のエシカル消費対応商品の供給高(売上高)は、前年比16.0%増の2009億円になった。日本生協連は2018年6月、全国の生協とともに「コープSDGs行動宣言」を採択し、コープ商品のエシカル消費対応を進めている。

2020年度は再生・植物由来プラスチック使用包材への切り替えを順次行い、容器包材における石油由来プラスチック使用量削減を進めた。

再生・植物由来プラスチック使用包材の品目数は、172品目(2020年7月時点)から286品目(2021年7月時点)と、1年間で1.5倍以上となった。

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