経済産業省news|「共働き・共育て」支援企業にイオン、三越伊勢丹が選定
経済産業省は、「共働き・共育てを可能にする性別を問わない両立支援」が特に優れた企業を「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」令和6年度版として16社選定した。小売業ではイオン、三越伊勢丹ホールディングスが選定された。
応募する企業は、役員に占める女性の割合、男女の賃金の差異、「育児休業」・「育児休業等」、男性正社員の育児休業の取得者、取得率などの調査項目に回答し、その内容および有価証券報告書への記載内容をもとに選定される。
イオンでは、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)推進を経営戦略の一つと位置付けて、多様な人材の価値観や能力を活かした経営を実践している。また、男女ともに育児とキャリアを両立できるよう、イオンでは2024年度のグループ方針として育児支援の拡充を掲げていて、育児休職中の賃金を補填する「パパママ支援金制度」を導入し、円滑な育児休職取得と職場復帰を支援している。
経済産業省は東京証券取引所と共同で、平成24年度より「女性活躍推進」に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定している。女性活躍の推進に優れた企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進し、各社の取組みを加速化していくことを目的としている。