イトーヨーカ堂news|熱中症対策強化/「クーリングシェルター」設置拡大
(株)イトーヨーカ堂(東京都品川区、山本哲也社長)は、近年の平均気温の上昇や、今年5月に早くも真夏日が観測されるなどの状況を踏まえ、熱中症予防対策を強化する。
イトーヨーカドーとヨークの10店舗では、各自治体と連携し、「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」を順次開設する。これにより地域住民が一時的に暑さをしのぎ、体調を整えることができる。また、クーリングシェルターの対象ではない店舗においても、誰でも利用できる涼しい空間を用意する。
イトーヨーカ堂は、社内における対策も強化しており、熱中症予防の意識と知識を高めるため、大塚製薬(株)が主催する「熱中症対策アンバサダー講座®」の受講をすすめている。この講座で専門的知識を身につけた「熱中症対策アンバサダー」の資格を今年度は新たに 511名が取得し、累計認定者数は 1099名(2025年6月3日時点)となった。「熱中症対策アンバサダー®」とは、大塚製薬社が主催する熱中症対策の講座を修了した者。
店頭では「熱中症対策アンバサダー」がすすめる約50品目の熱中症対策商品を取り揃えている。たとえば、発汗によって失われた水分と電解質(イオン)をスムーズに補給できる「ポカリスエット」や、首にかけることができる大判サイズの冷却シートで、使用前の肌温度から 3℃低下した状態が 1 時間続く「ビオレ冷タオル 無香性(5 本入り)」など、さまざまなシーンに対応した商品を取り揃え、顧客の熱中症対策をサポートする。