イオンネクストnews|パナソニックと共同実験/AI冷蔵庫と連動で買物支援
ネットスーパー「Green Beans」を手掛けるイオンネクスト(株)(千葉市美浜区、バラット・ルパーニ社長)は11月1日(金)から11月30日(土)の1カ月間、パナソニック(株) くらしアプライアンス社と、流通から家庭までの食品の鮮度維持と、次世代スタイルの食生活サポート機能の提供に関して、共同実証を行う。
コロナ禍やライフスタイルの変化により食品を取り扱うネットスーパーに対するニーズは高まっているが、直接手に取って商品の確認ができないため、生鮮食品の鮮度や大きさ、傷みなどについて不安を感じている顧客も少なくない。また、家庭での食品の傷みによるロスが問題になっている。
このような中、イオンネクストとパナソニックは、買い物および家庭での温度管理が食品の鮮度維持に与える影響について事前に内部検証を行った。イオンネクストが運営するネット専用スーパー「グリーンビーンズ」で購入した食品をパナソニック製の冷蔵庫で保存したときの鮮度保持に対する影響を調査した結果、1 週間から10 日間にわたり鮮度維持できることが確認され、改めて温度管理の重要性がクローズアップされた。
今回の共同実証実験では、一貫した食品の温度管理と使い切り提案を行うことで利用者の鮮度意識に対応しつつ、まとめ買いとその後の家庭での消費行動の変化を検証する。さらに、アプリで提案する献立と冷蔵庫の在庫食品との差分から、必要な食品をグリーンビーンズで購入できる仕組みを提供し、効率的で便利な買い物、消費体験の姿を検討していく。
グリーンビーンズでは1 週間鮮度保証の野菜「鮮度+」や、届いたその日から食べごろを期間保証する果物「食べごろ+」などを提供し、これらの商品やサービスを通じてまとめ買いを提案する。
パナソニック製の冷蔵庫AI カメラと、実証向けに一部機能を追加したパナソニック製冷蔵庫用アプリLive Pantry を活用して、鮮度を保持しつつ、カメラ画像からAI が野菜を自動認識する。
日持ち目安に応じて先に消費した方が良い野菜と、その野菜を使ったレシピを、アプリを通じて提案する。効率的な買い物行動の支援、食品の使い切り促進と食材の重複購入の回避に役立てる。