いなげやnews|年商2548億円1.3%減・経常利益44.9%増/既存店1.1%減

(株)いなげや(東京都立川市、成瀬直人社長)の2018年3月期の決算は、減収増益だ。

営業収益2548億7400万円(前年同期比1.3%減)、営業利益35億9700万円(50.1%増)、経常利益38億4400万円(44.9%増)、当期純利益11億4100万円(73.9%増)。

営業収益対比営業利益率は1.4%、同経常利益率は1.5%。

PB商品開発では改廃のスピードアップと品目拡大を図った。また商品を単品強化ではなく分類強化して販売した。こうしたことから売上総利益は0.5ポイント上昇し、前年比0.4%増の701億3500万円になった。

また販売費および一般管理費は人件費の増加はあったが、「やめる・減らす」をスローガンに掲げ、経費全般の見直しを行ったことで、754億8000万円と1.3%減少させた。

スーパーマーケット事業は売上高2035億3900万円(1.9%減)、セグメント利益21億0800万円(93.2%増)の減収増益だ。既存店売上高は天候不順もあり1.1%減。

いなげやでは、中期2カ年経営計画のもと、「商品経営への転換」をスローガンに次世代型のスーパーマーケットづくりにチャレンジしている。10月には、移動スーパー「とくし丸」とフランチャイズ契約を結び、多摩地区で2台を稼働させている。また子会社 (株)三浦屋(東京都杉並区、倉橋久和代表)との共同フォーマットであるブルーミングブルーミーグランエ大泉店(東京都練馬区)を新設した。改装は31店舗で行った。3月末の店舗数はいなげや140店と三浦屋12店を合わせて152店となった。

ドラッグストア事業は、売上高414億5100万円(2.4%増)、セグメント利益は12億3700万円(13.0%増)。2017年度から「骨太体質の進化に基づく店舗主導型経営の確立」を中期3カ年経営方針としてスタートしている。新店が5店、改装が3店で、3月末の店舗数は132店となった。

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