DCMnews|上半期減収減益も営業利益率5.6%/経常利益率5.3%

DCMホールディングス(株)(東京都品川区、久田宗弘社長)は、2019年2月期第2四半期決算を発表した。

3月1日~8月31日までの上半期業績は、営業収益は2319億8600万円(前年同期比0.3%減)、営業利益129億4800万円(3.8%減)、経常利益123億3300万円(6.2%減)、四半期純利益81億4800万円(4.2%減)の減収減益となった。

それでも営業利益率は5.6%、経常利益率は5.3%。

上半期は12店舗を出店、7店舗を閉店した。この結果、期間末の店舗数は674店舗となった。陣容はDCMホーマック292店舗、DCMカーマ170店舗、DCMダイキ157店舗、DCMサンワ33店舗、DCMくろがねや22店舗である。

3月・4月は、気温の上昇とともに園芸用品やレジャー用品が好調に推移した。5月・6月は、天候不順により客数が伸び悩み、各商品部門ともに低調だった。7月・8月は、酷暑により園芸用品・殺虫剤が低調だった一方、冷房用品・散水用品などが好調に推移した。また、DCMブランド商品は、雑誌掲載やテレビCMなど、販促強化に取り組んだ効果もあって、好調に販売が伸びた。

主要商品部門別の状況は以下の通り。

第1に、園芸・エクステリア部門の売上高は424億8800万円(前年同期比4.4%減)。5月以降の天候不順や酷暑により、園芸用品・植物・屋外資材は低調だったが、散水用品やオーニングなどが好調に推移した。DCMブランド用品は、売場展開を強化したホースリール・植物苗・玉砂利などがよく売れた。

第2に、ホームインプルーブメント部門の売上高は452億0600万円(2.2%増)となった。天候不順と酷暑により、屋外作業が敬遠されて、塗料・資材は苦戦したが、合羽・長靴などは順調に売れた。また、災害対策コーナーを設けた防災用品は、西日本豪雨の影響もあって不幸中の幸いで好調だった。DCMブランド商品は、売場展開を強化した電動工具が的確に動いた。

第3に、ホームレジャー・ペット部門の売上高は353億6700万円(1.3%減)で減収。レジャー用品は、降雨量が多かったため、低調だった。新生活需要に対応した自転車は、DCMブランドのパンクしない自転車が好評で、販売が伸びた。ペット用品は、生体の販売は好調に推移したが、ペットフードは低調だった。

第4に、ハウスキーピング部門の売上高は555億3900万円(2.5%減)と、こちらも減収。酷暑により害虫の発生が少なく、殺虫剤が極度に不振となったほか、日用消耗品は全般的に低調だった。一方、降雨量が多かったことで、新規開発したDCMブランドの傘が好調に推移した。

第5に、ホームファニシング部門の売上高は139億2300万円(5.8%減)の減収。酷暑により冷感寝具は好調に推移したが、組立家具・PC収納が低調だった。DCMブランド商品については、新規開発したマットレス・長座布団・バスマットが販売堅調だった。

第6に、ホームエレクトロニクス部門の売上高は163億4700万円(0.5%減)と微減。酷暑によって冷房用品が動いたし、品揃えを強化して企画展開した空調関連機器が好調だった。一方、冷蔵庫、電子レンジ、ガステーブルについては、新生活需要を取り込みきれず低調だった。

商品面ではDCMブランドが全体をけん引して、粗利益向上に貢献した。

企業別売上高では、DCMホーマックが970億5500万円、DCMカーマが680億7300万円、DCMダイキが482億8600万円。

通期の連結業績は、売上高4541億円、営業利益210億円、経常利益202億円、純利益118億円の増収増益を計画している。

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