H2Onews|10月百貨店4.9%増/阪急本店6.5%増・阪神梅田本店7%減

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)が2018年10月の売上げ速報値を発表した。

百貨店事業は、阪急本店106.5%、阪神梅田本店93.0%、支店合計は106.9%。全店では104.9%となった。

10月は、気温の低下に伴い、秋物衣料の需要と冬物の先行購買が活発化した。日曜日が前年より1日少ないマイナス要因をカバーした。阪急本店、阪急メンズ東京、博多阪急など都心店は、海外ブランドを中心に動きが良かった。

都心店はファッション、郊外店は食料品を中心に好調に推移して、支店は12店舗中、11店舗が前年を上回った。この都心と郊外のメリハリが奏功した。

阪急本店は23カ月連続で前年超え。気温低下に伴って防寒、冬物衣料の先行購買が進み、婦人服、高額なジュエリー、時計なども好調に推移した。100万円以上の高額品は、ラグジュエリーブランドのジュエリーや時計が国内顧客を中心に好調で、103%となった。

阪神梅田本店は、第I期棟オープン後、食品が前年実績をクリアするなど、想定を上回るペースで好調に推移している。話題のパンワールドやスナックパーク、高級ハンバーグレストランが継続的に30~40代の新客獲得に貢献している。しかし建て替え工事のために、売場面積が前年に比べて約2割減少しているため、前年には届かなかった。

インバウンド購買は、国慶節が前年比1日減の影響もあり、上旬は約1割減と苦戦した。しかし、中旬から下旬にかけて来客数も増えて、前年を上回るまでに回復した。10月トータルでは前年並みだった。

食品事業は、イズミヤ(株)が94.1%、(株)阪急オアシスは97.8%と、ともに前年を下回った。

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