やまやnews|第2Q 売上高826億円2.8%減/酒販事業・外食事業ともに減収
(株)やまや(宮城県仙台市、山内英靖社長)が、2019年3月期第2四半期連結業績を報告した。
2018年4月1日から9月30日まで6カ月の売上高は、826億7600万円(前年同期比2.8%減)、営業利益30億0700万円(5.2%減)、経常利益29億6500万円(7.9%減)、純利益14億1000万円(0.6%増)。
営業利益率、経常利益率ともに3.6%。
酒販事業の売上高は608億9200万円(3.0%減)、営業利益は20億7300万円(12.3%増)。17年6月1日に施行されたビールなどの値上げによる仮需の反動と、地震、豪雨、台風などの自然災害が重なった影響で減収となった。
新規出店は、福島県の相馬小泉店と、借地契約終了に伴う移設で岩手県の北上店の2店。「びっくり酒店」3店舗を「酒のやまや」へ屋号変更するために大規模改装した。これにより、酒販事業全店舗の「やまや」への屋号変更が完了した。
活性化のための既存店改装は、西日本地域の店舗を中心に行った。さらに、2018年4月1日をもって、奈良県以西の43店舗をやまや関西(株)に、石川県、富山県、福井県の15店舗をやまや北陸(株)に事業譲渡して、各地域販売会社の機能強化を図った。これにより、酒販事業の期末総店舗数は329店舗となった。
外食事業の売上高は、224億1300万円(2.5%減)、営業利益は9億3100万円(29.7%減)。減収減益と苦戦している。原材料価格の上昇や人手不足、他業種との競争激化、自然災害などで環境は厳しい。8月には外国人採用強化のため、ベトナムハノイ市に子会社を設立した。
9月末段階の外食産業の期末総店舗数は、直営344店舗、コントラクト92店舗、フランチャイズ279店舗、グループ店舗32店舗の計747店舗。また10月29日には居酒屋チェーンのつぼ八を傘下に加えている。