サンエーnews|’19年2月期営業収益1898億円2.1%増、人件費アップで減益

沖縄ナンバー1小売業の(株)サンエー(沖縄県宜野湾市、上地哲誠社長)の2019年2月期決算。

営業収益(売上高及び営業収入)は1898億3500万円(前年同期比2.1%増)、営業利益は140億9400万円(6.4%減)、経常利益は144億1300万円(6.6%減)、純利益は94億600万円(9.4%減)の増収減益だ。

それでも営業利益率7.4%、経常利益7.6と収益性は高い。

総合スーパーの小売事業は、営業収益が1821億5800万円で1.9%の増収だ。ワンランクアップ商品、沖縄県産品、PB商品(くらしモア、ローソンセレクト)の販売強化に取り組んだことや、2017年度の新規2店舗の売上げが寄与した。ただし人手不足による人件費の高騰や新規出店経費の計上から、セグメント利益は124億3200万円の8.3%減となった。

ローソン沖縄のコンビニエンスストア事業は、FC店舗を12店舗新規出店、5店舗閉店、1店舗を直営店化した。営業収益は77億円(8.6%増)、セグメント利益は18億2400万円(10.0%増)と好調だ。

今年、子会社セブン-イレブン・沖縄(那覇市、久鍋研二社長)を通じて、セブン-イレブンが出店する。秋に予定されていた出店時期は7月に前倒しされる。浦添市の弁当・惣菜専用工場には共同配送センターも併設されている。サンエーのローソン沖縄陣営では、連携強化を目的として設置した協業推進部と協力し、地域食材を使った商品の共同開発、新商品の提案、売れ筋商品の情報交換を行って、商品力の強化を図る。着々と迎え撃つ準備を進める。

また、2019年夏開業予定の「サンエー浦添西海岸PARCOCITY」(沖縄県浦添市)の開業もサンエーにとっては今期最大の事業だ。

そのうえで、2020年2月期は営業収益2021億3300万円(6.5%増)、営業利益112億4800万円(20.2%減)、経常利益は116億1300万円(19.4%減)、純利益73億400万円(同22.3%減)を見込んでいる。

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