アークスnews|年商5122億円0.3%減、地震被害響くも経常利益0.2%増

(株)アークス(札幌市、横山清社長)の2019年2月期は、売上高5122億4600万円(対前期比0.3%減)の減収だ。北海道胆振東部地震発生後にチラシ特売を一時中止したことなどから売上総利益率が上昇した。また宣伝装飾費が削減されたことで、営業利益は148億2100万円(2.6%増)、経常利益164億0500万円(0.2%増)と増益。純利益は、北海道胆振東部地震を起因として、生鮮食品を中心とした商品の廃棄損や店舗設備修繕費などの災害による損失8億7100万円を計上したことから、101億6800万円(0.8%減)となった。

営業利益率は2.9%、経常利益率は3.2%。

11月にグループ事業子会社8社が特定カテゴリーの主要仕入先を統一するなど、グループの規模を活かした施策に取り組んだ。また店舗運営情報共有会において各社店舗のバックヤード在庫の適正化に向けた改善策を講じた。

物流面では、(株)ラルズと(株)東光ストアの2社間で物流改革を進め、昨年6月から冷凍・冷蔵食品の共同配送を開始している。 (株)ラルズではデリカセンターの機能を一部拡充、(株)道南ラルズでも10月にデリカセンターを新設・稼働させている。

さらに12月25日に、(株)バローホールディングス、(株)リテールパートナーズの3社間で「新日本スーパーマーケット同盟」と銘打つ戦略的な資本業務提携を結んだ。2019年1月以降、新日本スーパーマーケット同盟・提携推進委員会を発足させ、3社の経営資源や経営ノウハウを有効活用して提携メリットを創出するための協議を開始している。

2月末のグループの総店舗数は北海道220店舗、青森県39店舗、岩手県68店舗、秋田県1店舗、宮城県6店舗の計334店舗。

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