イオンnews|3月既存店、総合スーパー3社・MV北海道・ウエルシア増収

イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)の主要15社の3月度業績が発表された。

3月の「火曜市」「お客様感謝デー」は前年と同じ回数だったが、日曜日が前年より1日多かった。

こうした曜日周りのなかで、既存店が前年を上回ったのは、イオンリテール(株)、イオン北海道(株)、イオン九州(株)、マックスバリュ北海道(株)、ウエルシアホールディングス(株)、(株)イオンファンタジーだ。

主力の総合スーパー(GMS)事業では収益構造改革に取り組み、粗利益率の改善と経費の効率運用を進めている。そんななか既存店売上高は、イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)が100.2%、イオン北海道㈱が100.2%、イオン九州㈱が100.9%と、いずれもわずかだが前年をクリアした。全店ベースではイオンリテールが100.6%、イオン北海道が100.4%。イオン九州だけが97.4%で前年に及ばなかった。

スーパーマーケット(SM)事業のマックスバリュ(MV)6社では、既存店が前年をクリアしたのはMV北海道(株)101.0%だけだ。MV東北96.3%、MV東海98.7%、MV中部99.4%、MV西日本94.5%、MV九州98.2%と5社は減収だ。全店ベースで前年をクリアしたのはMV北海道101.7%、MV東海(株)101.5%、MV中部(株) 101.3%の3社のみ。スーパーマーケットは1月、2月、3月と低迷しているが、マックスバリュ各社もその通りの傾向だった。

北海道は総合スーパーが前年割れ、食品スーパーマーケットが前年クリア。不思議な現象が起こった。

(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の首都圏3社で構成するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)の既存店売上高も98.8%と前年に及ばなかった。全店ベースでも99.5%だった。

コンビニエンスストアのミニストップ(株)は、既存店97.1%、全店でも95.2%と前年を下回った。

ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)は、既存店105.0%。出店意欲も旺盛で全店では110.0%と、相変わらず好調だ。

衣料品専門店の(株)コックスは、既存店88.4%、全店85.6%。そして靴専門店の(株)ジーフットは、既存店、全店ともに98.5%。専門店チェーンの2社は前年を割っている。

アミューズメント施設を運営するイオンファンタジーは、既存店102.0%、全店103.8%と前年をクリアした。

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