三越伊勢丹news|’18年度売上高は1兆1968億円4.7%減/経常利益17.1%減
(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)が、2019年3月期の決算を発表した。
2018年度の売上高は1兆1968億0300万円で、前連結会計年度比4.7%の減収。営業利益は292億2900万円(19.7%増)、経常利益は319億9500万円(17.1%減)、純利益は134億8000万円(前年度は9億6000万円の損失)。
営業利益率は2.44%、経常利益率は2.67%。
セグメント別の業績は以下の通り。なお、2018年度から報告セグメントの区分を変更している。
それぞれの売上高は[百貨店業]が、1兆1112億0200万円(前連結会計年度比マイナス1.8%)、[クレジット・金融・友の会業]が391億1600万円(0.5%増)、[不動産業]が483億0300万円(7.2%増)。[その他]は、小売・専門店業、製造・輸出入等・卸売業、物流業、人材サービス業、情報処理サービス業、旅行業、美容業等を含んでいるが、売上高は889億7000万円(38.8%減)。
百貨店業、その他がマイナス、クレジット・金融・友の会業、不動産業はプラスだった。
[その他]の美容事業に関しては、(株)ソシエ・ワールドが同社グループ内店舗へ出店したが、お客のニーズの多様化や競争激化により売上高の減少が続いており、今後も早急な業績の回復が見込めないことから、今年度において減損損失を126億円計上した。
商品別の業績は以下の通り。
[衣料品]の売上高は2266億9500万円(2.5%減)。このうち、紳士服は695億3000万円(2.5%減)、婦人服は1256億2300万円(1.5%減)、子ども服は178億0700万円(2.4%減)、呉服寝具は137億3300万円(11.1%減)と、すべて減収だった。三越伊勢丹にとってアパレルの低迷は大きな打撃となる。三越ブランド、伊勢丹ブランドそのものが棄損されていると見ることもできるからだ。早急な立て直しが必須である。
アパレルと関連するが、[身廻品]の売上高も792億8000万円(0.3%減)の減収。
しかし[雑貨]の売上高は1403億2600万円(3.9%増)と好調だ。とくに美術・宝飾・貴金属は売上高510億5200万円(6.0%増)の高い伸び率だ。また、化粧品も売上高698億6900万円(3.7%増)の伸び。これはインバウンド消費のご利益。
[家庭用品]は売上高237億4000万円(13.2%減)、[食料品]も売上高1308億7300万円(4.8%減)と、ともに減収となった。特に食料品の減収は、全体の客数にも打撃を与えているはずで、商品面ではアパレルとフードの起死回生の戦略が必要である。
来期は売上高1兆1900億円(前連結会計年度比0.6%減)、連結営業利益300億円(前連結会計年度比2.6%増)、連結経常利益300億円(前連結会計年度比6.2%減)、純利益140億円(前連結会計年度比3.9%増)を見込んでいる。