ナフコnews|売上高2232億円1%減収/営業利益・経常利益減も純利益は増加

家具・ホームファッションストアとホームセンターを展開する(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)が2019年3月期の決算を発表した。

売上高は2232億4600万円と前年同期比1.0%の減収だ。営業利益69億9700万円(8.6%減)、経常利益75億2500万円(7.0%減)、純利益45億1800万円(3.2%増)と純利益は増益だが、営業利益、経常利益ともに減益だ。

営業利益率3.1%、経常利益率3.4%。

従来からの経営理念である「お客様満足度100%」を目指して、従業員教育による販売力の向上や、お客のニーズに合った商品政策の強化に努めた。また、「資材・DIY・園芸用品」「生活用品」「家具・ホームファッション用品」の品揃えの強化を図り、他社との差別化に取り組んだ。

最も売上構成比の高い主力部門の「資材・DIY・園芸用品」は、売上高929億6900万円(2.4%増)、売上総利益318億7300万円(0.6%増)の増収増益。売上総利益率34.3%。

「生活用品」は、売上高631億0300万円(3.3%減)、売上総利益163億8600万円(4.5%減)の減収減益。売上総利益率26.0%。

またナフコの差別化商品である「家具・ホームファッション用品」は、売上高462億5200万円(4.5%減)、売上総利益176億6900万円(5.7%減)の減収減益。売上総利益率38.2%。

経営基盤を充実させるため店舗展開にも取り組み、福岡県、福井県、栃木県に各1店舗の計3店舗を開店した。また、既存店の活性化を図るため6店舗の増床と4店舗の改装を行った。同時に既存店の見直しも行い、6店舗を閉鎖した。これにより、事業年度末の店舗数は鹿児島県から宮城県までの34府県にわたり366店舗となった。

2020年は、売上高2249億9700万円(0.8%増)、営業利益84億2600万円(20.4%増)、経常利益89億7100万円(19.2%増)、純利益47億8100万円(5.8%増)を見込んでいる。

 

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