H2Onews|6月百貨店1.9%増、イズミヤ0.4%減、阪急オアシス5.3%減

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)が6月度の売上げ速報を発表した。

阪急阪神百貨店は101.9%と前年を上回った。

6月は阪神梅田本店第Ⅰ期棟を昨年開業した反動や、G20サミット期間中の客数減といったマイナス要因があった。しかし、梅雨入りが遅れて好天が続いたことで、ファッションを中心とした夏物商品が動いた。また昨年の6月18日に発生した大阪北部地震の反動もあって、5カ月連続で前年を上回る好結果だった。

G20サミットの影響をとくに受けたのは阪急本店と阪神梅田本店だ。しかし、阪急本店は高級品や婦人ファッションが好調で107.2%、インバウンドも111%と好調だった。高額ジュエリー、海外ブランドのバッグ、化粧品ブランドの新商品が売上げを牽引した。また、阪急メンズ大阪は2月の改装効果で112%と好調を維持している。

阪神梅田本店は80.2%と低迷した。ターゲットとする30代~40代の女性客は増加傾向にある。

食品事業の(株)イズミヤは99.6%、(株)阪急オアシスは94.7%。阪急オアシスは、前年度に戦略的な店舗閉鎖を行っているため、総店舗数が減少したことが減収要因だ。

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