関西スーパーnews|第1Q営業収益308億円1.1%・経常利益24.5%の増収増益

(株)関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市、福谷耕治社長)が2020年3月期の第1四半期決算を発表した。

営業収益307億9000万円(前年同期比1.1%増)、営業利益3億9800万円(37.9%増)、経常利益4億8600万円(24.5%増)、四半期純利益3億4400万円(48.8%増)の増収増益だ。

ただし営業利益率は1.3%、経常利益率は1.6%。

今年は3カ年中期経営計画の2年目。中計では3つの柱として「健康経営」「生産性向上」「教育」を掲げる。

「健康経営」では、4月から全社で就業時間内の禁煙を開始するとともに、「勤務間インターバル制度」の定着を目指して「身体的な健康」「精神的な健康」「労働環境改善」に区分して従業員の健康意識を高める取組みを継続している。

「生産性向上」では、「フィールドワークによる作業効率向上」「ハードの導入による作業合理化」「システム投入による作業種類数の削減」そして「神戸赤松台センター稼動による店舗作業削減」に取り組んでいる。

新たにハ-ドを導入して作業を合理化するとともに、自動発注システムやキャッシュリンクシステムを投入して、作業種類数の削減を図っている。今期はセルフ精算レジを6店舗に導入し、合計48店舗になったし、キャッシュリンクシステムは7店舗に導入して、合計45店舗になった。また、4月から開店前の集中作業軽減を目的として、(株)阪急フードプロセスに輸入豚肉5品目の加工を委託し、5店舗へ商品供給を開始している。

「教育」では、6カ月間の実習期間を経て正配属した新入社員を対象に、「新入社員教育プログラム」に基づいて職場への定着化を進めた。

4月に川西店(兵庫県川西市)をリニューアルオープンし、小改装を1店舗で実施した。昨年11月から兵庫県下27店舗で開始している阪急阪神グループのSポイントサービスの取扱いを4月から大阪府下36店舗、奈良県下1店舗を加えた全店舗に導入した。これにより、全店舗で電子マネー(関西スーパーおさいふカード)、クレジットカード(関西スーパーカード)に加えて、共通ポイントカード(Sポイントカード)の利用が可能になった。

環境・社会貢献活動では、六甲山において「ブナを植える会」の活動に賛同し、新入社員が森林保全活動に参加した。

また、マイバッグ利用推進によるレジ袋削減に継続して取り組むとともに、「フードバンク」を通じて社会福祉施設などに食品寄贈を行っている。

さらに、日常の買物に困っている高齢者や体の不自由な人に商品を届ける移動スーパー「とくし丸」を2店舗で運行開始し、合計で10車両となった。

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