DCMnews|第2Q 売上高2279億円1.8減・経常利益1%増、長梅雨響く
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、久田宗弘社長)が2020年2月期の第2四半期の決算を発表した。
営業収益は2278億6700万円と前年同期比1.8%の減収だ。営業利益も126億7800万円の同2.1%減。ただし経常利益124億5500万円は1.0%、四半期純利益も84億8600万円4.1%の増益。
営業利益率5.6%、経常利益率5.5%。
主力部門では、園芸部門が売上高370億5600万円(4.7%減)。春先の気温が低く、長梅雨の影響もあって低調だった。一方、梅雨明け以降は、よしず、除草用品、水で膨らむ土のう袋などがDCMブランド商品を中心に盛り返した。
ホームインプルーブメント部門は447億0400万円(1.1%減)。昨年の大阪北部地震、西日本豪雨による復旧需要の反動から、建築資材、作業用品、防災用品などが前年を下回った。
ホームレジャー・ペット部門は346億8400万円(1.9%減)。ペット用品が低調、アウトドア用品は売場提案の強化もあって好調に推移した。
ハウスキーピング部門の売上高は529億5700万円(4.6%減)。日用消耗品は価格訴求型から提案型へ売り方を変えたことで、売上高は前年を下回ったが、売上総利益は伸長した。
ホームファニシング部門は131億5200万円(5.5%減)。梅雨寒が長引いたことで季節商品は全般的に低調だった。一方、オフィス家具は好調に推移した。
ホームエレクトロニクス部門は200億3900万円(0.4%増)の微増だ。梅雨明け後の猛暑から冷房用品や空調機器が好調に推移した。また、消費税増税前の駆け込み需要から、リフォームやエクステリア商品、家電などが好調だった。
DCMグループ全体では、6店舗を新規出店、4店舗を閉鎖した。8月末の店舗数は673店舗。内訳はDCMカーマ167店舗、DCMダイキ156店舗、DCMホーマック296店舗、DCMサンワ32店舗、DCMくろがねや22店舗。