H2Onews|第2Q累積売上高4507億円1.4%・経常1.9%の増収増益
エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長) が、2020年3月期第2四半期の連結業績を発表した。
売上高は4507億1000万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は63億2000万円(3.6%増)、経常利益は65億7400万円(1.9%増)、純利益は14億6300万円(950.0%)で、増収増益となった。
営業利益率は1.4%、経常利益率は1.5%。
百貨店事業は、売上高2396億7000万円(4.7%増)、営業利益は63億5600万円(13.1%増)で増収増益。2019年10月1日付けでそごう神戸店及び西武高槻店の事業を(株)エイチ・ツー・オー アセットマネジメントから(株)阪急阪神百貨店へ移管し、屋号をそごう神戸店から「神戸阪急」、西武高槻店から「高槻阪急」へと変更したため、今年度より神戸・高槻事業を百貨店事業に統合している。
阪急本店は、国内需要・インバウンド需要がともに堅調に推移したことに加えて、前年同期に関西で相次いだ自然災害が今年は少なかったことや、9月の消費税増税前の駆け込み需要が寄与して、売上高は前年同期比108.5%と伸長した。阪神梅田本店は、2018年6月の建て替え第Ⅰ期棟開業景気の反動などによって、売上高は年同期比95.8%となった。
そごう神戸店において、10月の屋号変更に先駆けて実施した食品売場の改装などが奏功して神戸・高槻事業の売上高は前年を上回った。
食品事業の売上高は1780億3500万円(3.2%減)、営業利益は63億2000万円(3.6%増)。
イズミヤ(株)では、建て替え店舗や新店が売上高増加に寄与した。しかし、再編を進めている総合スーパー(GMS)店舗において非食品部門の売場面積が減少していることに加えて、不安定な天候の影響などを受けたことから、売上高は前年同期比98.5%、営業利益は前年同期に対して6億円の減益となった。
(株)阪急オアシスは価格政策の見直しおよび経費削減に取り組んだが、売上高は前年同期比94.7%、営業利益は前年同期に対して1億円の減益となった。