ユニクロnews|11月既存店売上高5.5%減/客数3.3%減も消費増税の影響なし

(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正社長兼会長)が発表した11月の国内ユニクロ事業は、直営店771店舗+eコマースの売上高が前年同月比で94.2%だった。客数は96.7%とこちらも減少し、客単価も97.5%だった。

既存店723店舗+eコマースの売上高は前年同月比94.5%。客数96.7%、客単価は97.7%と、いずれも減少した。

上旬は増収だった。しかし創業70周年の誕生感謝祭を下旬の11月22日(金)から25日(月)まで開催したが、この時期に気温が高かったことから、防寒衣料の販売に苦戦した。


ユニクロに消費増税の影響はあったのか。

10月の営業成績は既存店728店舗+eコマースの売上高が前年同月比98.1%。客数は105.6%だったが、客単価は92.9%。10月の直営店772店舗+eコマースの売上高は97.4%で、こちらも客数は105.0%と好調だったが、客単価は92.7%。

ユニクロには消費増税の影響は少ないようだ。

9月の営業成績は、既存店734店舗+eコマースの売上高が前年同月比95.8%。客数100.4%、客単価95.4%。直営店769店舗+eコマースの売上高は95.7%で、客数100.5%、客単価95.3%。

駆け込み需要もなかった。
「低価格のお買い得」でいつも変わらない、というイメージが駆け込み需要につながらなかった。だから駆け込みの大きな反動も起こらなかった。

ただし8月にさかのぼると、既存店724店舗+eコマースが前年同月比109.9%。客数113.5%、客単価96.8%。直営店774店舗+eコマースは109.5%。客数は113.3%、客単価96.7%。

8月は決算月ということもあって、現場の頑張りが効いたし、夏物コア商品を中心に好調だった。
ユニクロには消費増税はあまり関係しないようだ。むしろ天候要因が大きく影響を与える。商品力が抜群であるならば、競合がないに等しい。あとは顧客マインドと天候だけが勝負相手となる。

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