ZOZOnews|’20年3月期年商1255億円6.0%・経常利益7.5%の増収増益

(株)ZOZO(千葉市美浜区、澤田宏太郎社長)は2020年3月期の本決算を発表した。

2019年4月1日~2020年3月31日の売上高は1255億1700万円(前年比6.0%増)、営業利益は278億8800万円(8.7%増)、経常利益276億4400万円(7.5%増)、純利益は188億0400万円(17.6%増)の増収増益だ。

営業利益率は22.2%、経常利益率は22.0%と極めて高い。

同社は、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。Beunique.Beequal.」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」の運営、ファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っている。

2019年12月17日、ヤフー(株)が運営するオンラインショッピングモール「PayPayモール」へZOZOTOWNを出店した。ZOZOTOWNに出店している約9割のショップがPayPayモールでも販売をしているため、売上げは好調に推移している。

商品取扱高は、第2四半期連結会計期間まで期初の計画通りの成長率で順調だった。第3四半期連結会計期間は、消費増税後の節約志向の高まりに伴う消費低迷に加え、大型台風の上陸をはじめとした天候不順、記録的な暖冬などの影響によって、高単価の季節性商品の販売が低調となった。

市況が悪化するなか、効率性の観点から積極的なプライスプロモーションを抑制していたが、第4四半期連結会計期間においても記録的な暖冬が続いたことから、継続してプロモーションの抑制を行ったため、商品取扱高成長率は期初計画対比で低い水準に留まった。

ポイント施策の増加によるポイント関連費や物流拠点増加に伴う物流関連費が増加したが、ZOZOSUITの配布枚数減少によって広告宣伝費が減少した。また、前期において発生していた高額のスポット費用(センサー方式の旧型ZOZOSUITに関連した清算費用・マーカー方式の新型ZOZOSUITの改良研究に起因した成功報酬費用)がなかったことから、利益面での改善につながった。

2021年3月期は、現在猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の影響が不透明であるため、連結業績の予想を未定とした。収束の見通しが立ち、同社業績への影響が適正かつ合理的に算出可能となった段階で、速やかに開示する。

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