ジョイフル本田news|20年6月期年商1249億円4.9%増・経常利益15.9%増
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、細谷武俊社長)が2020年6月期の本決算を発表した。
売上高は1249億0900万円(前年同期比4.9%増)、営業利益91億8700万円(18.2%増)、経常利益105億9300万円(15.9%増)、当期純利益109億4900万円(141.1%増)の増収増益だ。
営業利益率7.4%、経常利益率8.5%と高収益性を誇る。
ジョイフル本田では3月21日、(株)ジョイフル本田リフォームと(株)ホンダ産業を吸収合併、(株)ジョイフルアスレティッククラブと(株)ジョイフル車検・タイヤセンターを非連結子会社とする組織改編を行っている。、またセルフガソリンスタンド事業と灯油スタンド事業を出光興産へ事業譲渡した。これにより、経営資源を主力事業であるホームセンター事業に投入する。
ホームセンター事業では、全店標準化とエリアごとの個別化を両立させるための取り組みを進める。大型店では「店舗規模を生かした広域商圏の再構築」を具現化するために茨城県のニューポートひたちなかエリアで、中型店では「より地域に密着した店舗づくり」を具現化するために千葉県の八千代エリアで、それぞれに進めている。
ホームセンター事業の売上高は1249億0900万円で前事業年度比4.9%増。その内訳は「住まい」に関する分野の売上高が515億2500万円で、前年同期比70億5700万円の増加だ。一方、「生活」に関する分野の売上高は12億5200万円減少して733億8400万円。暖冬による灯油の販売量の減少、また、セルフガソリンスタンド事業および灯油スタンド事業を事業譲渡したことで減収となっている。
2019年度は消費税増税前の駆け込み需要から生活雑貨部門が伸長したものの、その反動も長引いた。また9月、10月に相次いで発生した台風や大雨による復旧・復興需要によって、住宅資材・DIY部門(屋根材、災害対策用品)やアグリライフ部門(発電機)の売上高が伸長した。さらにコロナ禍のなか、外出自粛による在宅需要によって、住宅資材・DIY部門やガーデンライフ部門は需要が増加した。2月以降は、マスクや消毒液などの衛生用品といった新型コロナウイルス感染防止商品の販売が増加した。